Internet Explorer 7のサポートが完全に終了

2016年4月16日 22:53

caret 曰く、 Microsoftによる1月12日に開始されたサポート ポリシーの変更では、各OSで利用できる最新バージョンのInternet Explorerのみサポートされるようになった。この変更によってIE6はついに完全に葬り去られたが、POS端末向けの「Windows Embedded for Point of Service(WEPOS)」の存在により、IE 7はしばしの余命を与えられていた。しかし、4月12日にこのWEPOSの延長サポートが終了されたことから、IE7のサポートは完全に終了されることとなった。

 IE7は2006年10月18日にリリースされ、日本語版は11月2日にリリースされた。5年ぶりにリリースされたこの新しいIEではデザインが刷新され、タブブラウズや検索ボックス、RSSフィード、セキュリティ保護機能を搭載していたが、これはFirefoxやIEコンポーネントブラウザでとうの昔に実装されていた機能で、Web標準の準拠も非常に限定的となり、あまり評価は芳しくなかった記憶がある。

 なお、IE8はWindows Embedded Standard 2009(WES 2009)とWindows Embedded POSReady 2009の存在により、2019年まではサポートが提供される。Windows Thin PCにおいては、現在はIE8がサポートされているが、2017年1月10日以降はIE11のみとなる。

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