ETC2.0はスマートフォンに劣る?
2016年4月12日 21:35
あるAnonymous Coward 曰く、 自動で有料道路の料金支払いを行える電子料金収受システム(ETC)の次世代機各「ETC 2.0」なるものが最近登場しているそうだ。ETC 2.0では有料道路の料金支払いだけでなく、道路交通に関する情報提供サービスも提供されるとのことなのだが、これが現在ヤフーやGoogleによって提供されているスマートフォンサービスに劣るものだという(乗り物ニュース)。
レスポンスによると、ETC 2.0では道路などに設置されたアンテナと車載器が無線通信を行うことで、車載器側は渋滞情報などを取得でき、また道路運営側は位置情報データや車の挙動情報などを収集できる仕組みになっている。この双方向のやり取りによってルート選択の最適化や、収集したデータを利用した渋滞緩和、交通安全のための整備などが可能になるという。
しかし、現状ではETC 2.0を利用した渋滞回避ルートの提示や渋滞情報の広域表示などについてはGoogleマップなどのスマートフォン向けサービスに大きく劣る状況で、利用者のメリットは有料道の料金割引以外はほぼないという。
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