中国:第1四半期の経済指標は全体として予想を上回る=李首相
2016年4月11日 13:29
*13:29JST 中国:第1四半期の経済指標は全体として予想を上回る=李首相
第1四半期・主要経済指標の発表を前に、李克強・首相は8日、ドイツのシュタインマイヤー外相との会談で、「第1四半期の経済指標は上向く変化が出ており、全体の情勢は予想を上回った」と述べた。そのうえで、「中国経済は中高速ペースの成長を維持する力があり、ミドル・ハイエンドの水準に向かっていく自信がある」と強調している。
先に発表された3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.2と、景況判断の分かれ目となる50を8カ月ぶりに上回った。このほか、3月の輸出や投資なども上向くと予想されている。
また、15日に発表される第1四半期の国内総生産(GDP)成長率に関しては、中国社会科学院が6.7%と、昨年第4四半期の6.8%をわずかに下回る程度と予想。ゴールドマン・サックスも6.7%とし、「6.5%に近い水準という従来予想を上回る」との見通しを示した。
【亜州IR】《ZN》