NVIDIA、GPGPU向け「TESLA P100」を量産開始
2016年4月9日 14:25
reona. 曰く、 NVIDIAが4月4日~4月7日(現地時間)の4日間にわたり開催している技術イベント「GTC(Gpu Technology Conference)」にて、データセンター用GPU「TESLA P100」を発表した(PC Watch)。
NVIDIAは深層学習(ディープラーニング)などに必要なコンピューティング環境はGPUコンピューティングだとし、「現在のGPUの処理能力はCPUなどより遙かに高速だが、それでも十分ではない。今後さらに高速な演算環境が必要だ」と述べ、すでにTESLA P100の大量生産を開始していることを明らかにした。搭載システムはIBMやHewlett Packard Enterprise(HPE)、Dell、Crayなどから登場する予定で、出荷時期は2017年第1四半期になるという。
また、8基のTSLA P100を搭載するNVIDIAブランドのラックマウントサーバー「NVIDIA DGX-1」も発表された。こちらは6月から米国で出荷を開始するという。
スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | スパコン | ハードウェア
関連ストーリー: 次世代グラフィックスAPI「Vulkan 1.0」の仕様が公開される 2016年02月21日 AMD、GPGPU向けの取り組み「ボルツマンイニシアチブ」を発表。CUDAとの互換性も提供 2015年11月18日 米商務省、IntelとNVIDIAに対し中国スパコン向けプロセッサの輸出禁止を命令 2015年04月14日