NY金:続伸で1243.80ドル、米指標悪化後のドル安推移で買い優勢に
2016年4月9日 03:18
*03:18JST NY金:続伸で1243.80ドル、米指標悪化後のドル安推移で買い優勢に
NY金は続伸(COMEX金6月限終値:1243.80↑6.30)。1233.60ドルを安値に、1244.20ドルまで上昇した。原油価格の反発や欧州株高を受けて、安全資産としての金の買い需要が後退したことや、ユーロ安・ドル高になっていたことで(1.13ドル台半ばまで下落)、金の売りが先行。
しかし、この日発表の米国の2月卸売在庫と卸売売上高が落ち込み、ダドリーNY連銀総裁も「利上げは注意深く、段階的なアプローチで」と述べ、ドル売りが優勢になった辺りから、金の買い戻しに転じたもよう。その後も、NYダウが上昇幅を縮小、ユーロ・ドルが1.14ドル台に反発し、金の買いが続いた。《KK》