生活保護、高齢者世帯で増える

2016年4月6日 23:57

厚生労働省は6日、1月現在での生活保護世帯数と生活保護人数を発表した。世帯数は163万3301世帯で前月より884世帯減少していたが、前年同月に比べると1万4447世帯増加していた。高齢者世帯に生活保護世帯が増えている。

 生活保護費受給者は216万3394人でこちらは前月で2119人減少、前年同月比でも6904人減少した。

 内容では高齢者世帯が80万6606世帯で全体の49.6%を占めた。前月より883世帯増え、前年同月比では4万684世帯の増加と前年同月比で5.3%の増加になっていた。一昨年の1月に比べると8万2897世帯の増で、1割増になっている。今後もこの傾向は続きそうだ。

 一方、母子家庭は10万4747世帯で全体の6.4%。前月より175世帯減少し、前年同月比でも4544世帯減少していた。

 高齢者世帯についで多かったのは傷疾病や障がい者世帯で全体の27.3%、44万3507世帯だった。ただ、こちらも前月に比べ514世帯減り、前年同月比でも1万2690世帯減少した。

 これらに類しない、その他の世帯は27万35世帯で、全体の16.6%。前月より1002世帯減り、前年同月比で9257世帯減少していた。(編集担当:森高龍二)

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