トヨタのコンセプトカー「SETSUNA」- 受け継ぐことで生まれる“愛”、木の温もりのある車
2016年4月1日 20:05
トヨタのコンセプトカー「SETSUNA」が、2016年4月12日(火)から17日(日)まで、イタリア・ミラノで開催される「ミラノデザインウィーク2016(ミラノサローネ)」に出展される。
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新しさが求められがちな、車を始めとする工業製品。それをどこか懐かしさを感じる「愛」のある製品、受け継ぐことで生まれる“時間財”として具現化したのが「SETSUNA」だ。
自動車と家族がともに過ごす時間が、「愛」を生むという考えが根底にある。それを一目で示しているのが、ハンドル横の「100年メーター」だ。短針は24時間、長針は月日、メーターは年を刻むこのメーターは、ふとその数字を見ることで家族の思い出が蘇り、小さな歴史がこの車とともに刻まれてきたことを確認できる。
「SETSUNA」を見た人が誰もがわかること、それはボディが「木」でできていることだ。時間とともに、風合いが変わり生活に馴染んでいく特性が、“時間財”としての特性をうまく表現している。また、同じ木でも品種や部位によって全く異なる特性を持つことを生かし、車のパーツそれぞれに、最大限長所が生きるよう設計されている。
ハンドルなど手が触れる部分に施された拭き漆、シートに施された柔らかな革、木材とコントラストを描くアルミニウム。これらが全て響き合うことで「愛」のある車「SETSUNA」が誕生した。
【概要】
SETSUNA
諸元:全長 3,030mm、全幅 1,480mm、全高 970mm、ホイールベース 1,700mm、乗車定員 2人、パワートレーン 電気モーター
・ミラノデザインウィーク2016 出展概要
期間:2016年4月12日(火)〜17日(日)
会場:ミラノ市内・トルトーナ地区(Via Tortona 31, Milan)
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