FBI、Appleの協力なしにiPhoneをアンロックする方法を発見?

2016年3月23日 22:30

headless 曰く、 米国で昨年12月に発生した銃乱射事件の容疑者が使用していたiPhoneのアンロックについて、カリフォルニア州中部地区連邦地裁では22日にヒアリングを予定していたのだが、米政府の申し入れにより延期となったそうだ(MashableArs TechnicaRegister9to5Mac)。

 FBIではAppleに協力を要請する一方で、iPhoneに保存されたデータの取得方法について調査を続けていた。この事件は世界中から注目を集めており、調査方法などについて外部からの提案が政府に多く寄せられていたそうだ。20日にはiPhoneのアンロック方法に関して実現の可能性がある提案が外部からあり、データを失うことなく実行できるのかどうかのテストが必要になったという。実際に効果が確認されればAppleの協力は必要なくなるとしており、4月5日までに経過を裁判所に報告するとのことだ。

 延期についてはApple側も特に異存はなく、担当の下級判事が政府の申し入れを承認したとのことだ。

 スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | ハードウェア | 犯罪 | 法廷 | ハードウェアハック | 政府 | アメリカ合衆国 | iPhone

 関連ストーリー: iPhoneのロック解除に関し、AppleにFBIへの協力を強制する裁判所命令が出た場合、Appleのエンジニアが協力を拒否する可能性 2016年03月20日 iPhoneロック解除問題が「WhatsApp」にも飛び火か 2016年03月16日 プロセッサの表面を削って固有IDを読み取ればiPhoneのロックは解除できるという話 2016年03月11日 サイバーセキュリティーのレジェンドが考えるiPhoneのロック解除法とは? 2016年03月05日 ジョン・マカフィー曰く: iPhoneにバックドアは不要、うちのチームが3週間で暗号化を解除する 2016年02月20日 Apple、米当局からの銃乱射事件容疑者のiPhoneのロック解除要求を拒否 2016年02月18日

関連記事

最新記事