原発上空等ドローン飛行禁止 違反に懲役や罰金
2016年3月18日 11:37
原発上空や首相官邸など重要施設の上空での小型無人機(ドローン)の飛行規制強化法(ドローン規制法)が17日、衆院本会議で与党と民主など賛成多数で可決・成立した。
国会はじめ官邸、皇居、原発、外国要人のいる施設などの敷地とその周辺300mの上空を無断で飛行することを禁止する。違反者には1年以下の懲役または50万円以下の罰金を科している。また、人が乗るパラグタイダー、ハングライダーも規制対象になっている。
なお、国土交通省はドローンを飛行させることができる場所についても、飛行させる場合には(1)日中(日出から日没まで)に飛行させること(2)目視(直接肉眼による)範囲内で無人航空機とその周囲を常時監視して飛行させること(3)人(第三者)又は物件(第三者の建物、自動車など)との間に30m以上の距離を保って飛行させること(4)祭礼、縁日など多数の人が集まる催しの上空で飛行させないこと(5)爆発物など危険物を輸送しないこと(6)無人航空機から物を投下しないことといったルールを厳守するよう呼びかけている。(編集担当:森高龍二)