産総研、リチウム硫黄電池の充放電の仕組み解明

2016年3月17日 21:33

あるAnonymous Coward 曰く、 産総研が「リチウム硫黄電池」の充放電の仕組みを解明したそうだ(日経新聞)。

 リチウム硫黄電池は現在研究開発が進められている「次世代」の二次電池。リチウムイオン電池の正極に硫黄を含む物質を利用したもので、エネルギー密度を高められると言われている。リチウム硫黄電池は実用化に向けた研究が進められているが、どのような経路でイオンや電子の移動が行われるかは明らかになっていなかった。

 今回の研究では、X線による構造解析とコンピュータシミュレーションが用いられたそうだ。これにより、リチウムとチタン、硫黄の結晶構造からリチウムの一部が電解液に移動し、その穴を硫黄が埋めるという動きが分かったという。

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