自民、野党統一候補を『選挙談合』と強くけん制
2016年3月17日 08:51
自民党は16日発行の「The Jimin NEWS」で「野党統一候補の実態は、民主党と共産党の合作候補で、理念も政策もバラバラ。『理念なき民主党』と『革命勢力・共産党』の打算と選挙談合以外の何ものでもありません」と訴える、異例とも思えるアピールで野党統一候補をけん制した。
主張の中では「野党で一致している政策は、全く時代に逆行する非現実的な『安保法反対・廃止』の一点のみ。その先には共産党が主張する『日米安保の破棄』『自衛隊の廃止』があるのです」と書き込み「北朝鮮問題をはじめ、わが国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中で、自衛隊と日米安保なしに、どうやって日本の平和や国民のくらしを守ると言うのでしょうか」と訴えている。
また「本来なら、自らが所属する政党から堂々と出馬するべき候補者を、民共合作のもとに無所属にするだけでなく、他党の候補者を野党間の調整で取り下げるなど、まさに野党による国民不在の『究極の選挙談合』が行われている」と、強く野党の党一候補をけん制。
「仮に当選しても、どの政党に所属するのか、国会での様々な法案への賛否はどうするのか、全く明らかにしていません。有権者に対して極めて不誠実です」と提起し、自民支持を求めている。自民党が野党候補との一騎打ちの構図に危機感を示したとも受け取られている。(編集担当:森高龍二)