新しければ何でもいい人たちがいるのも事実―自民・谷垣禎一氏
2016年3月16日 20:58
自民党の谷垣禎一幹事長は15日の党役員連絡会後の記者会見で、高村正彦副総裁から「民間の経済社会であれば評判が悪くなったら離合集散して名前を変えるという会社があっても相手にされないが、政治の世界においては新しければ何でもいいという人たちがいることも事実なので、油断することはできない。気を引き締めてやっていこうということでした」と語った。
高村副総裁の民主・維新の新党結成に皮肉が滲み出たもよう。合わせて「新しければ何でもいいという人たちがいることも事実なので」は有権者軽視と受け取れそう。一方で「油断できない」は新党を軸に安保法案廃止を目指す野党勢力の結集に対する警戒感がうかがえる。
谷垣幹事長は衆院北海道5区の選挙情勢について記者団の質問に答え「なかなか厳しい戦いをしていると思う。北海道でもまさにいわゆる共産党を含めた形での統一候補ということでやっておられますので、そのことが今後、参議院選挙までにらんでも、この動向が野党の基本的な戦略を左右するものになってくると思いますから、そういう意味でも極めて緊迫した情勢だろうと思っています」と語った。(編集担当:森高龍二)