アダムズ方式にも問題、党内議論つめる―自民・谷垣禎一氏

2016年3月14日 22:02

 自民党の谷垣禎一幹事長は14日、大島理森衆院議長との会談後の会見で「大島議長に自民党としての案を今週中にもう少し詰める」旨、伝えたとした。

 谷垣幹事長は「あたかもアダムズ方式というのが独り歩きしているが、アダムズ方式自身にも問題がある。その問題をどう議論していくのか。現実の適応を含めて、そういう機会が欲しいということは申し上げた」と語った。

 谷垣幹事長は「アダムズ方式を導入するということはまだ私どもは一度も言っていません」と断ったうえで「アダムズ方式を中心にとか、そういうことは言っておりますが、むしろアダムズ方式には問題点はある。選挙制度というのはいつも完璧なものはありませんから、ある意味ではより良いものがあればそのより良いものを出す努力も必要だろう。だから党内にある議論は少しそういうものの、平成32年までの間に、決め打ちでというよりも、少しその辺の知恵が出てくるかもしれないというような議論はあるわけなので、その辺を申し上げた」と説明した。(編集担当:森高龍二)

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