ムーディーズ、中国格付け見通し「ネガティブ」に引き下げ

2016年3月3日 10:02


*10:02JST ムーディーズ、中国格付け見通し「ネガティブ」に引き下げ
米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは2日付けのリポートで、中国の格付けを「Aa3」に据え置き、国債見通しを「ステーブル(安定的)」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げた。

ムーディーズは、見通しの引き下げ理由について、中国が堅調な財政状況を維持しているものの、不透明感が増していると指摘。また、地方政府の負債問題や国営企業の財政悪化などが政府のバランスシートを悪化させる可能性があると警告した。ほかに、外貨準備高の大幅減少や人民元の下落圧力が強まっていることや、国内総生産(GDP)に占める政府負債の割合の増加見通しなども挙げられた。《ZN》

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