【今日の言葉】京都に文化庁移転 弾みつく日本再生

2016年2月25日 12:57

 『京都に文化庁移転 弾みつく日本再生』=京都府に文化庁を数年以内に全面移転するという政府の方針をNHKが報じた。文化庁の規模は230人という。地方創生の観点から政府の機関を地方に移すことで活性化に結びつけようという狙いである。

 現在の東京一極集中には、「地方全員負け、東京独り勝ち」の弊害で日本の元気が失われているという指摘が強い。地方に分散することで効率が悪くなるという見方もあるが、狭い日本である。新幹線網が整備され、まもなくリニア新幹線も登場、日本全国は日帰り圏内である。籠に担がれ、参勤交代だった昔とは大きく違っている。

 また、今の日本人には、効率化、短期化により日本人の良さである「ゆとり」気質も薄くなっている。日本人の遺伝子を取り戻すためにもよいことだ。中央では、外交、軍事、予算金庫番の3つけでよいのではないか。首都移転とまではいかなくても人間に、頭、胴体、手足があるように日本全体に機能が分散するのはよいことだと思う。厚生労働省は徳島県、観光庁は北海道・兵庫、中小企業庁には大阪が名乗りを挙げている。地方再生、日本再生に弾みがつきそうだ。ただ、不動産価格には微妙な変化が生まれそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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