ビットコイン 取引所ごとに特色、利便性、供給、認知度、技術革新、各国の方針、他通貨のプレゼンスなども影響
2016年2月24日 19:15
*19:15JST ビットコイン---取引所ごとに特色、利便性、供給、認知度、技術革新、各国の方針、他通貨のプレゼンスなども影響
2015年末にかけてのビットコインは2015年10月の昨年来高値63,878円を回復する勢いの上昇を見せていたが、年初からは下落傾向が鮮明となり40,000円台半ばまで調整、2月に入って値を一時50,967円まで戻している。
マーケット価格の上下動については、技術動向としてセキュリティホール等を発見・攻撃されることによる盗難・偽造のリスクの度合い、供給動向としてビットコインの採掘(マイニング)度合い、需要動向としてビットコインを利用できる店舗数(利便性)や世の中での認知度、各国での法規制(信頼度)、他通貨の為替変動、競合となる類似デジタル通貨の普及度−などで決定してくると想定されるが、現段階においては高値から下落傾向といっても価格は高値圏にある。ビットコインの信頼度が増し、需要が供給を上回る状況にあると言える。
マーケット価格の状況については徐々に深彫りしてお伝えするつもりだが、現段階においては流動性が多くなく、取引所ごとの特色が出やすいことも特徴と言えよう。流動性の観点では、十分な流動性がない中で信用取引が行われており、ロスカットがロスカットを呼ぶような状況で売買を余儀なくされる側面もある。日本にあるビットコイン取引所の1つBTCボックスについては、そのようなリスクを抑制している点に特徴があると言える。
※ビットコインの価格はBTCボックスより引用《TN》