日米の注目経済指標:10-12月期米GDP改定値は下方修正の可能性

2016年2月20日 14:52


*14:52JST 日米の注目経済指標:10-12月期米GDP改定値は下方修正の可能性
2月22日-26日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。

■22日(月)午後11時45分発表予定
○(米)2月マークイット製造業PMI速報値-予想は52.5
参考となる1月実績は52.4だった。2月速報値については複数の地区連銀製造業景気指数がさえない結果となっており、ドル高傾向が続いていることから1月実績をやや下回る可能性がある。

■23日(火)日本時間24日午前0時発表予定
○(米)2月消費者信頼感指数-予想は97.5
参考となる1月実績は98.1で12月実績96.3を上回った。現況指数は116.4で12月と変わらず、株安の影響は限定的だった。期待指数は85.9で12月の83.0を上回った。労働市場の改善が評価されたようだ。2月については労働市場の穏やかな改善が続いていることから、1月実績に近い水準となる可能性がある。

■25日(木)午後10時30分発表予定
○(米)1月耐久財受注-予想は前月比+2.5%
12月実績は前月比-5.0%で予想を下回った。エネルギー部門の低迷とドル高による影響で企業は設備投資を削減しているようだ。1月については12月に大幅減少となった反動で増加が予想されるが、輸送用機器の受注が増えない場合、全体の数字は市場予想を下回る可能性がある。

■26日(金)午後10時30分発表予定
○(米)10-12月期国内総生産改定値-予想は前期比年率+0.5%
参考となる速報値は前期比年率+0.7%に減速した。個人消費が弱含みとなったことや輸出、設備投資の落ち込みが響いた。改定値では在庫や個人消費などが若干修正される可能性はあるが、速報値からの上方修正は期待薄とみられる。

その他の主な経済指標の発表予定は、23日(火):(米)1月中古住宅販売、24日(水):(米)1月新築住宅販売件数、26日(日)1月全国消費者物価指数。《FA》

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