セイコーウオッチ、螺鈿細工で「月虹」を描いた高級腕時計を発売 限定100本
2016年2月16日 18:46
セイコーウオッチは16日、高級ウオッチブランド「クレドール」から、月の光で夜空に生じる虹「月虹(げっこう)」を、螺鈿細工の輝きで表現した限定モデル「GCLP991」を、3月11日に発売すると発表した。希望小売価格は100万円(税別)。
同社によると、今回発売する限定モデル「GCLP991」は、夜空をイメージした漆黒の漆ダイヤルとのコントラストで美しさが引き立つダイヤルデザインが特徴。
螺鈿細工は、切り出した板状の貝片を漆で地板に接着し、上から漆を塗ったのち、貝片が見えるまで余分な漆を研ぎだす伝統工芸技法。日本では奈良時代から用いられている。
今回の限定モデルの螺鈿細工は、老舗漆器メーカー「漆器 山田平安堂(やまだへいあんどう)」が手作業で製作している。また、機械式時計と同様に、ぜんまいのほどける力を動力源としながら、ICと水晶振動子により正確に精度を制御するセイコー独自の駆動機構「スプリングドライブ」を搭載しており、日本の伝統工芸の美しさと、先進技術が融合した逸品になっているという。