25年ぶり90%台の就職内定率に 高卒予定者

2016年2月15日 13:10

文部科学省が15日までにまとめた昨年12月末現在での今年3月高校卒業予定者(就職希望者)の就職内定率は90%と前年同期に比べ1.2ポイントあがり、平成2年度以来、25年ぶりに90%台になった

 男子は91.5%で前年同期に比べ0.8ポイント増。女子は87.8%で1.9ポイント増になっていた。

 学科別では「工業」が96.2%、「商業」が93.2%、「水産」と「農業」は92.5%、「福祉」も90.3%と9割台にのった。このほか「家庭」と「看護」が89.9%、「総合学科」は88.8%、「情報」は86.1%、「普通」は83.3%だった。なお「看護」は看護師5年一貫課程が主になるので5年課程5年次の就職内定率になっている。

 地域別では富山県が97.6%で最も高く、福井県(96.7%)島根県(96.4%)が続いた。逆に低いのは沖縄県(65%)大阪府(83%)神奈川県(84.6%)だった。

 調査は国公私立の高等学校(全日制・定時制)を対象に実施。それによると今春3月卒業予定者は106万6642人で、このうち19万1343人が就職を希望。17万2183人が就職先を内定したという。(編集担当:森高龍二)

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