【中国の視点】アリババ:インドEC大手Flipkartへの出資で交渉、アマゾンに対抗か
2016年2月9日 08:34
*08:34JST 【中国の視点】アリババ:インドEC大手Flipkartへの出資で交渉、アマゾンに対抗か
中国電子商取引(EC)最大手アリババ・グループ(ソフトバンクグ<9984>が出資)がインドの同業大手Flipkartへの出資を打診しているもようだ。
外国メディアによると、アリババはFlipkartの提示額を150億米ドル引き下げる形で交渉しているという。
業界関係者は、Flipkartに対するアリババの出資について、インドのECシェアをじわりと拡大しているアマゾンに対抗する狙いがあるとみている。また、Flipkart側も事業拡大資金としてアリババなどの出資が不可欠だと指摘されている。
アリババはFlipkartのほか、業界大手Snapdealへの追加出資について、同様な価格交渉を進めているとも報じられた。
なお、Flipkart、Snapdeal、アマゾンのインド子会社はインドのEC業界を代表する大手3社となる。昨年8月、アリババはSnapdealに5億米ドルを出資したばかり。アリババのほか、ソフトバンクなども出資している。《ZN》