甘利前大臣の参考人招致、国会のことは国会に―菅義偉官房長官

2016年2月2日 20:34

 菅義偉官房長官は野党が甘利明前経済再生担当大臣の金銭授受を巡る問題で、甘利氏や関係者を参考人として国会に招致したい意向を示していることについて、1日の記者会見で「国会運営のことは国会に委ねたい」とした。

 同一の与野党幹事長・書記局長会談では、この問題の中間報告を受けての調査に対し「若干の時間がかかることは否定しないが、予算審議の終盤になってからの説明は認められない」とした。

 野党側は「疑惑発覚から約1週間で中間報告があったので、常識的に考えれば中間報告から1週間をめどに報告してもらい、国会で十分な質疑ができるように」と求めた。

 与党側は「野党からの指摘は予算や議運の現場に伝えて努力する」と応じた。公明党の井上義久幹事長は「甘利前大臣の問題もいろいろ出たが、ご本人が引き続き事務所関係についてきちんと調査をしたうえでご報告をするとおっしゃっている。我々としてはそれを見守りたいと思いますし、できるだけ早く調査結果を発表していただきたいと思っています。また予算委員会のなかでしっかりと議論をしていただく」としている。(編集担当:森高龍二)

関連記事

最新記事