「日本は分岐点、真剣に考えて」街頭で民主・岡田克也代表

2016年2月1日 22:01

 安倍政権が憲法9条(戦争の放棄)の解釈変更を行って以来、平和憲法への改憲勢力に対する危機感を強めている民主党の岡田克也代表は31日、都内の街頭演説で「日本は分岐点にある。選択を誤ると全く違う国になるかもしれない」と国民に訴えた。

 岡田代表は「憲法の平和主義が今、危ない。憲法を改正して平和主義を骨抜きにしてしまう道を、本当に選んでいいのか。真剣に考えてほしい」と、安倍政権が憲法解釈の変更で限定的に集団的自衛権の行使を認めることに加え、今回は参院で3分の2の憲法改正勢力を確保し、緊急事態条項の創設での首相・内閣への一時的権力集中を狙う憲法改正やその先のフルでの集団的自衛権を得るための憲法改正などへの危機感を示した。

 岡田代表は「あの時に憲法を変えて日本の国は変わってしまったと後から後悔しても遅い。真剣に考えてほしい」と強く訴えた。(編集担当:森高龍二)

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