総理演説に政治使命、哲学感じられない―小沢一郎氏
2016年1月26日 13:25
生活の党の小沢一郎共同代表は安倍晋三総理の施政方針演説の内容について24日までに「政治の使命や責任というものを考えた哲学がまったく感じられない」と語った、
また「アベノミクスという言葉が以前ほど使われていなかったように思う。それで、国民総所得が40兆円ほど増えたといったが、その大半は企業所得であり、言葉のまやかしだ」とアベノミクスで潤ったのは大手企業であるとした。
安倍総理は施政方針演説の中で「3年間のアベノミクスは大きな果実を生み出した」とし「名目GDPは28兆円増えた。国民総所得は40兆円近く増加し、政権交代選挙で国民に約束した『失われた国民総所得50兆円』の奪還は本年、実現の見込み」と語っていた。これに反論したもの。
また小沢代表は「甘利明経済再生担当大臣に対する一部報道(千葉県内建設企業からURへの口利きを約した見返りによる金銭授受)について、事実でないなら事実でないとはっきり証明すべき。事実なら司直の手できちんと捜査すべき類(たぐい」の問題」とした。(編集担当:森高龍二)