眼鏡型ウェアラブル端末の最新技術、第2回ウェアラブルEXPOから紹介

2016年1月25日 18:26

 先日、東京ビックサイトで「第2回ウェアラブルEXPO」が開催された。ウェアラブルとはウェアラブルコンピュータやウェアラブルデバイス、ウェアラブル端末と呼ぶこともあり、身につけて持ち歩くことができるコンピュータのことである。スマートフォンやラップトップといった持ち運べるコンピュータではなく、衣料状や腕時計状の身につけたまま使えるものを指す。

 腕時計型や指輪型、靴型など様々なタイプが開発されているが、今回は眼鏡型に焦点を当てたいと思う。同イベントでは、従来型の課題でもあった視野の狭さや重量感がいかに改善されたのか、各社の新製品に注目が集まった。

 東芝<6502>は作業効率と安全性の向上で注目を集めた。トンネルの保守点検作業や倉庫内での物品搬入作業のサポートなど、産業分野での活躍が期待できる「Wearvue TG-1」を発表。従来型とは違い、投影装置がレンズの前を覆わない。つまり、広い視野を確保でき、さらに投影角度を調節するパーソナルアジャスターも搭載されている。顔形状や眼間距離は人によって様々だが、日本人成人の98%をカバーできる設計だ。50グラムという軽い装着感も魅力である。

 サン電子<6736>の「AceReal」は医療現場、アミューズメント整備での活躍に期待できそうだ。大型の透過型ディスプレイと空間認識機能、リアルとバーチャルの融合を可能にした。慣性センサーから情報を統合すると、目の前の現実空間に3D映像を融合させることができる。例えば、空中を浮遊する幽霊などを出現させ、全てが3D映像でできているバーチャルリアリティーにはない臨場感の提供が可能となる。

 ブラザー工業<6448>は組立作業や遠隔作業をサポートする「AiRScouter WD-200A」を出展。視野に必要な情報を映し出すことで、わずかな視野移動だけで作業の手順や支持の確認が可能だ。熟練者の指導がなくとも効率的な作業ができ、新人教育、ミスの防止にも役立つ。

 メガネスーパー<3318>は「視覚拡張」をコンセプトとし、眼鏡専門小売チェーンならではの知見を感じさせる「b.g.」を開発。ディスプレイの可変性、着用時のバランス、脱着部の磁石など、かけ心地を追求した。ブースでは地図データを組み合わせ、観光地の情報を多言語で表示するデモを行った。(編集担当:久保田雄城)

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