暴行容疑で不起訴のパク・シフ、ドラマ『町の英雄』で3年ぶり復帰 「人生を振り返る時間だった」
2016年1月22日 20:36
性的暴行事件に巻き込まれたことで韓国での活動を中断していた俳優パク・シフ(38)が、3年ぶりに国内の公式の場に姿を表わした。
パク・シフは今月19日午後、ソウルの永登浦(ヨンドゥンポ)で開かれた製作発表会に出席し「このような場に再び立つ機会を得て夢のように幸せ」と話した。
パク・シフは「(韓国での演技活動への)復帰の時点を決めていなかった状況で、よい作品への出演のオファーをよい演出家から受け、今回の作品に出ることになった」「すばらしい機会なので心血を注いで撮影中」と話した。
ドラマ『王女の男』や『清潭洞アリス』でスターダムにのし上がったパク・シフは2013年2月に芸能人志望の女性から性的暴行の容疑で訴えられて世間に衝撃を与えた。その後訴えは取り下げられ検察から不起訴処分を受けたが、しばらく中国での活動に注力してきた。
パク・シフは空白期について「この3年は私には(人生を)振り返ってみて大切な人々とよい時を過ごすことができる時間だった」「全国を歩き回りながらよく登山をした」と語った。
続いて「悔やまれるけれども…」と言いかけて「後悔したことはなく、今後の活動やそういったことをよく考えた」と締めくくった。
製作発表会会場には、今回テレビに復帰するパク・シフを取材しようと大勢の取材陣が集まった。パク・シフは自分へ集中する質問に「高い関心を持っていただき感謝します」と言いながらかなり上気した表情だった。
『町の英雄』は復讐心を胸に秘めた元秘密要員ペク・シユン(パク・シフ)が就職活動中の学生や汚職警察官と共に隣人を助けることになり、『町の英雄』として新たに生まれ変わるストーリーだ。KBSで『チュノ~推奴~』『漢城別曲』などを演出したクァク・ジョンファン監督が手掛ける。23日午後11時より放送スタート。