【銘柄フラッシュ】Hameeなど急伸しゆうちょ銀行は公開価格を割る
2016年1月20日 16:48
20日は、2015年11月4日に上場した郵政グループ3銘柄のうち、ゆうちょ銀行<7182>(東1・公開価格1450円、初値1680円)が後場の取引開始後に一段下押して4.9%安の1428円(74円安)まで下げ、上場前に抽選で当たった人の購入価格になる公開価格1450円を割り込んだ。
日本郵政<6178>(東1)は一時5.2%安の1543円(84円安)まで下げて上場来の安値。初値1631円は1月19日に割ったが、公開価格1400円にはまだ余裕がある。また、かんぽ生命保険<7181>(東1)も一時4.5%安の2636円(125円安)まで下げて上場来の安値。初値2929円は1月7日に割ったが、公開価格2200円には余裕がある。
日経平均の大幅反落632円安などを受け、材料株や好業績株の個別物色が一段と強まり、サイバネットシステム<4312>(東1)が3次元加工システムや仮想現実技術などを材料に連日ストップ高の17.4%高となり東証1部の値上がり率1位。さくらインターネット<3778>(東1)は後場一進一退に転じたがフィンテック(金融IT)関連株人気の再燃に乗り5.0%高。西菱電機<4341>(東1)はスマートフォンの修理事業などに期待とされて3.1%高の急出直りとなった。
モルフォ<3653>(東マ)はクルマのサイドミラーなどに代わる後方視認システムなどが言われて大幅続伸の9.5%高。ファーストロジック<6037>(東マ)は「民泊」関連株物色の再燃に乗り11.9%高と急伸。ジグソー<3914>(東マ)は自動運転技術のZMP(東京都文京区)との提携が引き続き好感されて2日連続ストップ高の14.7%高。Hamee(ハミー)<3134>(東マ)は株式4分割の発表が好感されてストップ高の20.7%高。
ビーマップ<4316>(JQG)は位置情報などを手がけ、ドローン(無人飛行体)関連株としてのほかにトヨタやGMなどが自動運転システム開発に向けて自前の地図作製にも取り組むと19日に伝えられたことなどが言われてストップ高の15.4%高。SEMITEC<6626>(JQS)はセンサーの大手で、農業機械の自動運転化や土壌測定などの未来像がイメージされて7.1%高と出直り拡大。桑山<7889>(JQS)は20日からの「第27回国際宝飾展」(東京ビックサイト)に注目などとされて4.1%高と大きく出直った。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)