夏の参院選前にも総選挙があるかも―民主・枝野幸男氏
2016年1月19日 11:11
民主党の枝野幸男幹事長は18日の記者会見で「夏の参議院選挙の前にも、総選挙があるかもしれない状況」と政局が流動的との認識を示した。枝野幹事長は「これから3月までの予算審議を通じて、この3年間に積み重ねてきたことをアウトプットできるかということに努力したい」と語った。
また、民主党が左傾化しているのではとの指摘には「それはまったくピント外れ。この1年であったことは立憲主義違反の安保法制であり、この立憲主義を右とか、左とか、受け止めている感覚事態がまったく本質を見極めていない議論だ」と指摘した。
枝野幹事長は「自民党の知恵袋と言われていた慶応大学の小林節先生(教授)が、この(安倍政権の)立憲主義違反について怒っておられる。小林先生に向かって左傾化したといえるのか」と指摘がブレていると、民主の左傾化を指摘する声に反論した。
また、この日の記者会見では、株価について「株価は上がったり下がったりするものなので、あまりコメントしてこなかったが、今日も続落しているということなので、株価と外需に依存した経済運営をしてきたツケが出てくることに非常に危惧している」と語った。
枝野幹事長は「内需を押し上げていくことが必要」とし「そのためには格差問題を正面から受け止めていかなければならない。そのことの緊急性が高まっている」と格差問題への取り組みの重要性をアピールした。(編集担当:森高龍二)