Microsoft、「Windows 10 を入手」アプリをドメイン参加マシンにも提供する方針

2016年1月16日 19:08

Microsoftは13日、Windows 10の無償アップグレード通知を表示する「Windows 10 を入手(Get Windows 10)」アプリを小規模事業者や組織向けにも提供する計画を明らかにした。ドメインに参加したWindows 7 Professional/8.1 Proマシンには、これまで「Windows 10 を入手」アプリは提供されていなかったが、今後は提供の対象となるようだ(TechNet Blogs — Windows for IT Prosの記事Neowinの記事InfoWorldの記事Ars Technicaの記事)。 小規模事業者や小規模組織の顧客からWindows 10の無償アップグレードを容易にしてほしいとの要望が多かったためだという。「Windows 10 を入手」アプリの提供は、正規のWindows 7 Professional/8.1 Proを実行し、Windows Updateからの更新プログラムを個別に適用するように設定されたActive Directoryドメイン参加マシンが対象となる。米国では今月中に提供が開始され、続いてその他の市場向けにも提供を行うとのこと。 IT管理者が直接アップグレードを実行したい企業ではKB3080351を参照すれば、従業員のマシンで「Windows 10 を入手」アプリが実行されないように設定できるとしている。一方、Enterprise版のWindowsについては特に変更はなく、「Windows 10 を入手」アプリも提供されない。また、WSUSやSystem Center Configuration Managerなどで更新の適用を管理している環境も対象外となる。 なお、KB3080351に記載されている手順では「Windows 10 を入手」アイコンを非表示にできなくなっていたが、こちらの内容も1月13日付けで変更されている(日本語版の日付は変更されていないが、内容は変更されている)。記載通りに設定したところ、「Windows 10 を入手」のメインプロセス「GWX.exe」はWindows起動時にいったん起動するものの、通知アイコンを表示せずに終了するようになった。 スラドのコメントを読む | ITセクション | ビジネス | アップグレード | Windows | IT

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