ソーシャルゲームの運営会社が運営するゲーム内アイテム等のRMTサイトの是非

2016年1月15日 16:11

あるAnonymous Coward 曰く、 ソーシャルゲームの開発・運営を行っているDonutsが運営するRMT(リアルマネートレード)仲介サイト「プレマ」が、法的な観点から注目を集めている。

 同サイトは、ユーザー間におけるゲーム内アイテムの取引を仲介するサイト(「プレマとは」)。このサイト経由でユーザー間はゲーム内アイテムなどを他者に販売したり、また現金で購入することができる。

 多くのネットゲームやソーシャルゲームではゲーム内アイテムのサイト外での取引を禁じているが、実際にはネットオークションサイトやいわゆるRMT業者のサイト等で、アイテムやゲーム内通貨、アカウントのやり取りが行われる例は少なくない。実際、donutsが提供する「Tokyo 7th シスターズ」や「単車の虎」といったゲームのアカウントやゲーム内アイテムも外部オークションサイトやRMTサイト等でやり取りがされているようだ。

 そういった中でプレマが問題とされているのは、ソーシャルゲームの運営会社が自らゲーム内アイテムの現金でのやり取りを仲介する点。ゲーム内で入手できるアイテムの多くはランダムで手に入るものであり、それを運営主体で現金化できるとなると、賭博に当たるのではないかという懸念が出てくる。

 ネットゲーム運営会社が自らゲーム内アイテムのユーザー間でのやり取りを仲介する例としては、米Blizzardの人気ゲーム「Diablo III」でのゲーム内オークションシステムがあったが、このシステムは批判を受けて廃止されている(過去記事)。

 なお、同サイトは現在は「各方面への影響を考慮しサービスを停止」している。

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