ランジェリーの魅力を再発見 NBFが14社による合同展覧会「秘密のワードローブ」開催
2016年1月13日 22:41
武田尚子氏監修によるリアルゾーンでは、自然の5大元素でランジェリーを表現。
日本ボディファッション協会(NBF)が主催するランジェリーの合同展覧会「秘密のワードローブ~Meet Lingerie」があす14日から17日まで、東京・表参道の複合文化施設「スパイラル」で開かれる。会員企業14社が販売しているランジェリーやオリジナルで創作ランジェリーなどを披露するほか、気鋭クリエイターらによるアート作品も展示する。
展覧会は、アート、リアル、モードの3つのコンセプトで構成。アートゾーンでは、中古の衣類や日用品を焼き物で表現するアーティスト山本優美さん、日本初のフェイス&ボディペインティングのパフォーマンスユニット「デコデコ」のメンバー深井仁美さん、ランジェリーのデザイナーとしても活動するイラスト・オブジェ制作の堀池奈緒美さんの作品を展示する。武田尚子氏監修によるリアルゾーンでは、自然の5大要素である地・水・火・風・空それぞれのテーマに沿って、各社のランジェリーをディスプレイする。
さらにモードゾーンでは、今回設定したキーワード“誘う”に合わせて制作された会員企業9社・24体のオリジナルランジェリーを展示。来場者によるアンケート投票も実施し、投票結果は同協会のウェブサイトで発表する。
同協会によると、ブラジャーやガードルと同等の売り上げ枚数を誇っていたスリップやキャミソール、ペチコートといった装飾系のランジェリーは現在、ファストファッションの台頭や洋服のカジュアル化などにより、需要が低迷。同展覧会でその美しさや着こなし、楽しさなどを改めて伝えることで、ランジェリー業界の活性化につなげる。
また、会場となる「スパイラル」では、ワコール2016年カレンダーの未発表作品を中心に構成した「Neo Fusion 新・美の融合~ワコールカレンダーにおける写真家「吉田多麻希」の試み~」が同時開催(13~17日)。写真家・吉田多麻希さんが、世界最高峰のバレリーナと呼ばれる中村祥子さんと、舞踏家・振付家として世界的に活躍する中村恩恵さんの2人が身に纏うランジェリーを撮影。ダンサーならではの研ぎ澄まされた肉体と、甘美なランジェリーの融合を捉えた作品が写真や映像作品として並べられている。
■ランジェリー展覧会 出展企業(14社) イーゲート/澤村/プレジャージーン/カドリールニシダ/カドリールインターナショナル/セモア/島崎/トリンプ・インターナショナル・ジャパン/ナルエー/美光/プルミエ/ユタックス/ルシアン/ワコール
■日本ボディファッション協会 http://www.nbf.or.jp/
■年明けにスパイラルで展覧会(武田尚子氏ブログ) http://www.apalog.com/inner/archive/453
9社によるオリジナル創作ランジェリー。期間中は来場者によるアンケート投票も実施。