西之島、わずかに小さくなる

2016年1月12日 23:31

masakun 曰く、 国土地理院によると、4か月ほど前に計測した時より西之島の面積がわずかに減少し、最高標高も低くなっていることが分かった(国土地理院の発表)。

 防衛省の協力で12月9日に東京都小笠原村硫黄島から測量用航空機「くにかぜIII」を飛行させ、西之島周辺の空中写真を撮影し計測した結果、面積は約2.71平方キロメートル(参考値)、最高標高は約142メートル(参考値)で、7月28日計測時よりも下回っていたことが分かった。その一方で海面上に噴出した溶岩等の体積は約290万立方メートル増加しているという。

 この結果について、東京大学地震研究所の中田節也教授は波浪による浸食により面積が小さくなり、最高標高が低くなったのは噴火が爆発的となって火口径が広がったためと説明。溶岩の流出量の減少で粘性が上がったため、地表面だけを流れる溶岩だけになったことで厚みが増しているせいではないかとのこと。

 今回の火山活動がひと段落したことで、日本の排他的経済水域の拡大には貢献しない模様だ。

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