北は核放棄しIAEA査察受け入れよ 国会決議

2016年1月9日 12:43

 衆参両院は8日の本会議で北朝鮮の水爆実験に対し「唯一の被爆国として、断じて容認できない暴挙だ。厳重に抗議し、断固非難する。(北朝鮮は)すべての核を放棄し、IAEAの査察を受け入れ、朝鮮半島の非核化に取り組むことを強く要求する」との国会決議を全会一致で採択した。

 また、政府には「国連安保理決議等を踏まえ、国際社会が結束した外交努力を展開し、平和的な解決を模索すべき」とし、「国連非常任理事国として、国連安保理における議論を主導するとともに、国際社会が結束して北朝鮮による核・ミサイル・拉致問題の早急な解決を図るべく、政府の総力を挙げた努力を傾注し国民の負託に応えるべき」と強く求めた。

 また「北朝鮮による核・弾道ミサイルの開発は北東アジアのみならず国際社会全体の平和と安定を脅かすものであり、政府は米国、韓国はじめ、中国、ロシアなど国際社会と連携し、我が国の安全を確保し、国民の不安を払拭すべく万全の措置を講ずること」も求めている。(編集担当:森高龍二)

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