緊急事態条項「しっかりした議論要す」―民主・岡田代表
2016年1月6日 12:12
民主党の岡田克也代表は5日の記者会見で、憲法改正に関して、有事の際に首相や内閣に権限を一時的に集中させる狙いの、緊急事態条項の創設を打ち出している安倍総理に対し「緊急事態対応ということだけで中身を見ないで議論に入ってはとんでもないことになる」と提起。
岡田代表は「憲法に定める基本的人権が必要以上に制約される内容になりかねないので、しっかりとした議論が必要だ」とした。
また参院選について「選挙で全く言わずに、終わったら突然で出てきた特定秘密保護法案やマニフェストの片隅に小さく書かれていただけの安全保障法制が選挙後にメインテーマになるような不正直なやり方ではなく、しっかりと国民に訴えてもらいたい」と国論を二分するようなテーマであればあるほど、選挙の争点とし、国民の審判を仰ぐべきと安倍政権に求めた。(編集担当:森高龍二)