参院「自公で過半数を確保したい」―安倍首相

2016年1月5日 10:33

 安倍晋三総理は4日の年頭記者会見で衆参同日選挙の可能性について「何度も同じことを申し上げて恐縮ですが、全く考えていないということであります」と全面否定した。しかし、今からダブル選挙の可能性を示唆するわけがなく、この時期では当然の回答。支持率など状況次第で、伊勢志摩サミットの外交成果や経済を主にした争点でのダブル選挙の可能性は否定できないままだ。また「参議院において自公で過半数を確保したい」とした。

 安倍総理は参院選挙の争点については「テーマは様々である」とし「3年間の安倍政権の実績に対する評価と今、私たちが進めようとしている一億総活躍社会について、国民の審判をいただきたいと思っている」とした。

 憲法改正については「これまで同様、参議院選挙でしっかりと訴えていくことになる」とし「訴えを通じて国民的な議論を深めていきたい」と議論が深まることを期待した。

 憲法改正の発議に必要な参院での3分の2議席を目指すのかどうかでは「全ての候補者の当選を目指していくことは当然のことで、自由民主党総裁の責務であろうと思いますが、それを前提に、自公での連立政権の下、参議院において自公で過半数を確保したい」と語った。(編集担当:森高龍二)

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