安定政治で課題に結果を出していく―自民・谷垣幹事長
2016年1月2日 13:11
自民党の谷垣禎一幹事長は1日、幹事長としての年頭所感で「政権復帰から3年が経ち、アベノミクスの3年間によって、行き過ぎた円高は是正され、日経平均株価も2倍以上に上昇し、雇用も100万人以上増える等、日本経済はデフレ脱却までもう一息という所まできた」とデフレ脱却まで『もう一息』の位置まで日本経済が持ち直してきているとした。
そのうえで「引き続き従来の3本の矢の経済政策を一層強化するとともに、アベノミクス第2ステージとして、『GDP600兆円』、『希望出生率1.8』、『介護離職ゼロ』の実現を目指し、国民1人ひとりが活躍できる『一億総活躍社会』の実現に向けて取り組んでいく」との姿勢を示した。
また、谷垣幹事長は「平和安全法制やTPP対策、軽減税率等、国民にとって大事な政策について、引き続き丁寧に応え、しっかり進めていく」とした。
谷垣幹事長は「震災からの復興加速化や地方創生、テロ対策等、克服すべき課題も山積している」としたうえで「政治に求められるのは『安定した政治』であり、自由民主党と公明党の連立政権が結束して着実に政策を進めていくことが何よりも重要」とアピール。
「様々な課題に結果を出すことで、わが党に対する国民の皆様の期待と信頼につなげ、今夏の参議院選挙に臨んでいきたい」と結んだ。(編集担当:森高龍二)