富士フイルムとアニコム、動物向けの先端医療の合弁会社設立
2015年12月22日 04:44
富士フイルムとアニコム ホールディングスは21日、動物の先端医療分野で業務提携し、2016年春に合弁会社を設立することに合意した。合弁会社の出資比率は富士フイルムが51%、アニコムが49%。動物に対する再生医療を中心とした高度技術・サービスの開発を行い、動物病院に提供していく。
現代では、長寿化によりがんや糖尿病などの生活習慣病になるペットが増えており、動物医療の高度化を望む飼い主が増加している。
両社は合弁会社を設立し、動物の先端医療技術およびサービスを開発し、動物病院に対して提供していく。再生医療用材料や画像診断システムなどの医療機器は富士フイルムが、電子カルテシステムはアニコムが提供する。また、アニコムは飼い主の医療費負担軽減と先端医療普及に向けてペット保険の開発も行う。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る)