Windows 10 Insider Preview初の「Redstone」ビルドがリリースされる

2015年12月19日 23:35

Microsoftは16日、Windows 10 Insider Preview初の「Redstone」ビルドとなるビルド11082をFastリング向けにリリースした(Windows Experience Blogの記事InfoWorldの記事Neowinの記事Softpediaの記事)。 本ビルドでは特筆すべき変更や新機能はなく、11月のアップデートに対するフィードバックを受けた改善が行われているとのこと。バージョン自体も1511のままとなっている。また、実際に有効化することはできないものの、Microsoft Edgeの拡張機能サポート用とみられるコードも含まれているようだ。現在、年明け以降のリリースに向け、さまざまなデバイスで共通して使われる「OneCore」のリファクタリングなどを進めているという。 なお、本ビルドからは既知の問題点がブログ記事に記載されなくなり、Insider Hubでの報告に変更されている。 (続く...) 本ビルドでの既知の問題点は 言語パックと追加機能のインストールが失敗する   ファイルのコピー/削除/移動をする際に進行状況を示すダイアログが表示されない   一部の既定のアプリケーションがリセットされる とのこと。 このほか、1月以降はFastリング向けの最新ビルド提供ペースが速まり、Microsoft内部でのテストに近いペースになるという。より多くのバグや問題点の含まれるビルドが提供される可能性もあるため、安定性を重視するユーザーはSlowリングに切り替えておくことが推奨されている。 ちなみに、一般向けのWindows 10ビルドは17日付の累積的な更新(KB3124200)により、ビルド10586.36になる。また、同日付の互換性に関する更新プログラム(KB3124260)では、ストレージの空き容量が不足した状態でWindows 10をバージョン1511へアップグレードする場合、外部ストレージを指定して処理を続行できるようになるとのことだ。

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