【銘柄フラッシュ】リアルワールド急伸し日経平均レバレッジETFは大波乱

2015年12月18日 16:34

 日経平均レバレッジETF<1570>(東1)が東証全銘柄の中で売買代金1位。日銀がETF(上場投資信託)の買い入れ枠を増やすなどの追加緩和を決定と伝えられ、日経平均が前引けの46円安から後場は13時にかけて515円高まで急騰し、一転、13時30分頃には160円安となり、揺り戻した後に大引け間際は371円安とあって、連動するバレッジETFも乱高下。大儲けした投資家もいれば大きな痛手も発生した可能性がいわれている。

 政府の「民泊」に関する規制緩和を受け、シノケングループ<8909>(JQS)が民泊対応マンション発表などを材料に12.8%高。リロ・ホールディング<8876>(東1)は社宅管理業務などが連想を呼んだようで10.2%高、ネクスト<2120>(東1)は不動産情報サイトが連想を呼んだようで4.1%高。宅配寿司のライドオン・エクスプレス<6082>(東1)は消費税の軽減税率の恩恵などから8.8%高。

 さくらインターネット<3778>(東1)が前場に続いてフィンテック(金融IT)技術企業との提携などを材料に3日連続ストップ高の18.1%高に張り付き、リアルワールド<3691>(東マ)も仮想通貨ビットコインのポイント交換業務への進出などが言われて前場からストップ高の23.2%高。ラクーン<3031>(東マ)は決済代行サービスを無料通話アプリLINE(ライン)にも対応開始との発表などで前場からストップ高の17.1%高を継続。

 本日は3銘柄が新規上場となり、フリュー<6238>(東1・売買単位100株)はプリクラ関連事業などを展開し、取引開始と同時に公開価格3200円を上回る3220円で初値がつき、高値は前場の3320円、終値は2972円。

 アートグリーン<3419>(名セ・売買単位100株)は胡蝶蘭をはじめとする高級生花の生産や輸入、卸売りなどを行い、10時30分に公開価格420円を46%上回る614円で初値がついた。高値は前場の664円、終値は526円。

 アークン<3927>(東マ・売買単位100株)はマルウエア(悪意のあるサイバー攻撃ソフト)に対するセキュリティー対策などを提供し、本日は買い気配のまま値がつかず、大引けは気配値で上げる場合の本日の上限気配になる3130円(公開価格1360円の2.3倍)となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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