【銘柄フラッシュ】イーター電機など急伸し新上場のミズホメディーは買い気配
2015年12月17日 16:56
17日は、昨日発表になった11月の訪日外客数(日本政府観光局)が前年同月比41%増加して相変わらずの急増となったことなどが好感され、丸井グループ<8252>(東1)が6.8%高となって2006年以来の高値に進み、象印マホービン<7965>(東2)は4.4%高、駅探<3646>(東マ)は7.3%高。シノケングループ<8909>(JQS)は「民泊」事業に乗り出すとの発表などがあり9.9%高となり、資本系列のプロパスト<3236>(JQS)は27.3%ストップ高となった。
政府が育成を目指すフィンテック(金融IT)関連事業を行なうテックビューロ(大阪府)との提携を材料に急伸する銘柄が相次ぎ、2月4日に提携を発表したインフォテリア<3853>(東マ)は昨日まで6日連続ストップ高となり、本日は大引けで反落したが一時14.3%高まで上げて連日高値を更新。さくらインターネット<3778>(東1)は16日にテックビューロのクラウド技術製品の提供を発表し、本日で2日連続ストップ高の22.0%高。食い散らかすような買い方との見方はあるが、アイリッジ<3917>(東マ)は本日11時30分過ぎに提携を発表したが株価は朝から急伸して10時30分頃にストップ高の18.8%高。
ラクーン<3031>(東1)やセレス<3696>(東マ)は越境EC拡大や好業績といった材料に(社)FinTech協会への加入発表が加わり売買急増。
寿スピリッツ<2222>(東1)は洋菓子会社の買収などが好感されて7.6%高。フルスピード<2159>(東マ)は業績上ブレ期待などが言われて18.5%高と急伸し、イーター電機工業<6891>(JQS)は16日発表の四半期決算や監理銘柄の解除が好感されて27.5%高と急伸した。
本日は新規上場が2銘柄あり、ミズホメディー<4595>(JQS・売買単位100株)はインフルエンザ検査薬などの診断薬を開発・製造し、前後場とも気配値をセリ上げ続けて初値がつかず、大引けは気配値で推移する場合の本日上限の2530円(公開価格1100円の2.3倍)の買い気配。
オープンドア<3926>(東マ・売買単位100株)は旅行関連情報サイト「トラベルコちゃん」などを運営し、9時45分に公開価格3820円を23%上回る4710円で売買が成立して初値がつき、高値は後場の5400円、大引けは5120円となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)