スタートトゥデイがフリマ市場に参入 「ゾゾタウン」への出品も可能に―スマホアプリ「ゾゾフリマ」
2015年12月15日 16:13
スタートトゥデイ(千葉市、前澤友作代表)はきょう12月15日、ファッションフリーマーケットアプリ「ゾゾフリマ(ZOZOフリマ)」の提供を開始した。同社が持つファッションEC運営のノウハウと、「ゾゾタウン」及びコーディネートアプリ「WEAR」の商品データベースを活用した新事業。運営は、グループ会社ブラケットが行う。
ユーザーが出品したアイテムは、「ゾゾフリマ」内だけでなく、ファッションショッピングモール「ゾゾタウン」にも、“フリマ商品”として掲載される(商品の売買などの取引は、「ゾゾフリマ」内で行う)。「ゾゾタウン」および「WEAR」の商品情報や画像を使用して出品できるため、商品撮影や商品情報の詳細を入力する必要がなく、簡単に出品することができるのが特徴だ。
さらに両サービスとID連携することで、「ゾゾタウン」の購入履歴や、「WEAR」のクローゼット(手持ちのアイテムやコーディネート投稿したアイテム、「ゾゾタウン」で購入したアイテムをアプリ上に保存できる機能)から売りたいアイテムを選択して出品できる。「従来のフリマアプリにはない便利な機能を搭載している。CtoCサービスで懸念される個人情報や決済は、お客様同士ではなく当社を介して行われるため、安心してお取り引きいただける」(同社)という。
昨今、インターネットを介した商品の売買に消費者が慣れてきたことや、消費者の“古着”に対する心理的な抵抗感が下がっていることで、フリマ市場を含む中古アパレル市場が拡大を続けている。
同社では、グループ会社のクラウンジュエルが二次流通事業として運営するブランド古着セレクトショップ「ゾゾユーズド(ZOZOUSED)」および買い取りサービスが好調に推移しており、売り上げも昨対比94.5%増を達成。今回の「ゾゾフリマ」提供により、「さらなる二次流通事業の強化と「ゾゾタウン」におけるアイテムラインナップの拡充およびユーザー層の拡大を目指す」(同社)。アプリ利用料金は無料。
ユーザーが出品したアイテムは、「ゾゾフリマ」内だけでなく、ファッションショッピングモール「ゾゾタウン」にも、“フリマ商品”として掲載される
■PCサイトURL https://zozo-f.jp