三菱電機、韓国にエレベーター製造の新工場を建設 約35億円投資

2015年12月15日 14:30

 三菱電機は15日、韓国の仁川経済自由区域・松島地区にMitsubishi Elevator Korea Co.,Ltd.(KMEC社)の新工場を建設すると発表した。現在の仁川工場から開発・製造拠点を移転し、開発・検証体制を強化するほか、KMEC社の生産台数を順次拡大し、現状の約2.5倍となる年間4,000台を目指すという。投資額は約330億ウォン(約35億円)。

 同社によると、今回の新工場建設では、開発検証組織であるR&Dセンターを新設し、マザー工場である稲沢製作所の開発機能を一部移管する。また、販売・設計・開発・製造・工事・保守の一気通貫体制により、市場のニーズやフィールド情報を活用した開発・検証を推進する。

 また、KMEC社の技術力を活用し、同社が供給する高速エレベーターの速度領域拡大(分速360mまで)と現地生産化による価格競争力強化を図るという。

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