自衛隊・米軍機へレーザー照射80件に 防衛相

2015年12月4日 14:51

 中谷元防衛大臣は3日、自衛隊機や米軍機へのレーザー照射が相次いでいる問題で「海上自衛隊第4航空群が把握している自衛隊機や米軍機へのレーザー照射件数が平成25年以降、これまでに約80件」に上っていることを明らかにした。

 中谷防衛大臣は「自衛隊機に関するものが80件のうち約10件あり、直近では11月9日にP-1、自衛隊機が滑走路に向け降下中に地上からの緑色のレーザーを3度にわたり照射された」とした。

 中谷防衛大臣は「米軍の方も司令官等から『レーザーの照射は絶対に止めて欲しい』という要請が来ており、こういったことは絶対に止めていただきたい」と求めた。

 中谷防衛大臣は「レーザー照射はパイロットの操縦に非常に支障が出る極めて悪質、危険な行為。是非やめてもらいたい。そして目撃した人は直ちに警察に通報していただきたい。単なる抗議活動の一環としてではなく、非常に危険な行為であることを意識していただきたい」と呼びかけた。(編集担当:森高龍二)

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