11月米ISM製造業景況指数の大幅低下をどのように評価すべきか?

2015年12月2日 13:43


*13:43JST 11月米ISM製造業景況指数の大幅低下をどのように評価すべきか?
 1日発表された11月の米ISM製造業景況指数は市場予想の50.5を大きく下回る48.6となり、2009年6月以来の水準まで低下したことで利上げペースは極めて緩やかなものになるとの思惑が浮上している。

 単月の数字だけでは判断できないものの、価格指数は10月の39.0から11月は35.5に低下した。市場予想の40.0を大幅に下回っており、この分野における物価上昇の兆候は全く見られない。利上げ開始によってインフレ期待は大幅に抑制される可能性があり、追加利上げの時期について予断を持つことは難しくなりそうだ。《MK》

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