ファセッタズム落合宏理氏デザイナーによる新ラインも 「コンバース トウキョウ」2016春夏
2015年12月2日 11:46
落合宏理デザイナーが手がける新ライン「コンバース トウキョウ ワン」
コンバースのアパレルブランド「コンバース トウキョウ」は2016春夏、「ファセッタズム」の落合宏理デザイナーが手がける新ライン「コンバース トウキョウ ワン」を立ち上げる。背面に多数のバンダナを重ねたブルゾンや、都心の風景写真を転写プリントしたアウター、デニムパンツなど、落合氏の得意とするストリートカジュアルをベースにしたコレクション。落合氏が育った街でもある東京の儚さや孤独感などを表現することで、東京独自のカルチャーやスタイルを発信していく。
新ラインを含め、ブランド立ち上げ当初から力を入れているカプセルコレクションでは、新たに5組のクリエイター&ブランドとコラボレーションした。イラストレーターのチョコムー(Chocomoo)、DJ・デザイナーのユリア、原宿発ブランドの「ミルクボーイ」、鷲澤心介デザイナーによるバッグブランド「ニューニュー(newneu.)」、ライフスタイルブランド「NaNa-NaNa」がそれぞれデザインしたスマートフォンケースやバッグなどを発売する。
2016年4月は東京・代官山&二子玉川に新店舗
12月1日に行われた「コンバース トウキョウ」来春夏プレゼンテーション。コンバースを象徴する星のバンダナ柄が多数登場。レディスのシルクのワイドパンツやミニドレス、メンズのシャツなどに用いた。
「コンバース トウキョウ」は、コンバースジャパンとメルローズの協業で今秋冬デビュー。ジャパンメイドにこだわったデニムやカットソーを軸に9月、東京・南青山に直営1号店をオープンした。来春夏には、セレクトショップや卸などへ販路を広げるとともに、2016年4月には、東京・代官山アドレスの商業施設ディセと、東京・二子玉川の玉川タカシマヤに出店することが決定している。
青山店はその立地から、現在来訪外国人客の割合が全体の3~4割を占める。「“TOKYO”の文字を配したTシャツやバッグなど、“キャッチー”な商品の動きがいい」(メルローズ社)が、来春夏はライフスタイル系雑貨の割合を増やし、販路拡大に対応する。雑貨の構成比率を現在の2割から3割まで引き上げる(店舗により変動)。
ベーシックなカラーリングのクッションやマグカップなどライフスタイル系アイテムを揃えたほか、ブランドを象徴する星をモチーフにしたシルバーアクセサリーや、星型のパンチングを施したトートバッグやクラッチといった革小物も新たに販売する。「店舗立地に合わせながら、コンバースのコンセプトの1つでもある“ライフスタイル”の提案を強める」(同)という。
2016年2月にはオンラインストアもオープンする予定だ。
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巾着型のレザーバッグ。 今秋冬も売り上げが好調だというワイドデニムと合わせた70年代調のスタイリング。
ユリアがデザインしたスマートフォンケース。 コンバースのスニーカーのデザインを落とし込んだ。
「ミルクボーイ」によるバッグには、コンバースの起源でもあるバスケットボールのユニフォームを想起させるデザインやロゴが施されている。
(アパレルウェブ編集部)