20代独身男性、約4割が「交際経験ない」
2015年11月29日 13:17
若者の結婚難が叫ばれているが、結婚の手前である「恋愛」に消極的な若者も多い。リクルートブライダル総研の「恋愛・婚活・結婚調査2015」によると、20代独身男性のうち、これまで交際経験がない人は41.9%に達することがわかった。
調査は今年9月、全国の20~69歳の男女(既婚・独身)に対して実施。方法はインターネットアンケートで、集計の際は実際の性・年代・未既婚別の人口構成に合わせてサンプル数の調整を行った。対象男女は5000人。
独身の男女を比べると、男性の方が女性より、「恋人がいる」割合が約14ポイント低い(男性:19.7%、女性:32.8%)。また、男性の方が「交際経験がない」人の割合が高い(男性:29.6%、女性:18.6%)。特に目立つのが「20代男性」で、「交際経験がない」人は41.9%と、独身男性全体の平均を約12ポイント上回った。年齢が高くなれば、交際経験率も上がるのかもしれないが、20代男性の低さは際立っている。
これまでに「告白した平均人数」をみると、「恋人がいる」人が最も多かった(男性:3.2人、女性:1.3人)。次いで「恋人がいない(交際経験あり)」で、男性2.8人、女性1.1人。最も告白経験が少ないのは、「恋人がいない(交際経験なし)」の独身男女で、男性0.5人、女性0.3人だった。当たり前かもしれないが、恋人の有無は、これまで告白した人数の多さと関係している。
これまでに付き合った平均人数(※結婚経験がある人は配偶者も含めて記入)は、男女とも4人台(男性:4.5人、女性:4.2人)だった。このうち「結婚したい」と思えた平均人数は、男女とも2人未満(男性:1.8人、女性:1.5人)となっている。
すでに結婚している人に対して、「結婚するために大事だったと思うこと」を複数回答で聞いた結果では、最多が「覚悟と決断」で66.6%を占めた。男女別にみても「覚悟と決断」がトップ。次いで「相手が望むタイミングであること(48.5%)」、「結婚するために何かしらアクションを起こしてみる・頑張ってみること(40.3%)」、「とりあえずデートに誘ってみること(33.8%)」などが上位を占めた。(編集担当:北条かや)