中国:華中最大規模の資産運用会社が破綻、投資家300人がデモ

2015年11月27日 13:28


*13:28JST 中国:華中最大規模の資産運用会社が破綻、投資家300人がデモ
華中最大規模で民営の資産運用会社、武漢財富基石投資管理公司がこのほど、資金繰りの行き詰まりで経営破綻した。同社は個人投資家7万人から、数十億元に上る資金を集めていたとされる。26日には、投資家約300人が省政府庁舎前でデモを行い、政府の介入を求めた。博訊新聞網が27日伝えた。

同社は今月24日、資金繰りの悪化により、投資家の元利を当面償還できなくなったと発表した。武漢市内の店舗約30店も閉鎖している。地元政府が情報統制を行っているため、地元メディアやインターネットから伝わる情報は限定的だ。

投資家約1000人が被害者団体を結成し、同社への抗議や政府への要求活動を始めた。26日のデモ活動では、出動した警官隊に3人が連行されたという。

湖北省武漢市に拠点を置く同社は、金融グループの武漢基石資本投資集団が2012年に設立した。同集団の親会社は、民営コングロマリットの中国華氏国際(控股)集団。現地メディアによると、財富基石投資が集めた資金はすべて、華氏国際(控股)集団の事業に投じられていたという。

【亜州IR】《ZN》

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