ソニー子会社と学研、理系教育サービス事業で提携 カリキュラムなど共同開発
2015年11月20日 12:38
教育サービス事業を手掛けるソニーの子会社ソニー・グローバルエデュケーションと学研ホールディングスは20日、科学・技術・工学・数学(STEM)教育サービス事業の拡大に向けて業務提携契約を締結したと発表した。STEM教育に関する教育プラットフォームやカリキュラム、プログラムなどを共同で事業開発していくという。
両社によると、今回の業務提携では、学研グループの教育コンテンツ開発力とソニー・グローバルエデュケーションのプログラム開発力やソフトウェア、ネットワーク関連の技術力、グローバルな事業ネットワークなどを掛け合わせる。STEM教育事業をグローバルに拡大させるための連携した活動や、新たな学習サービスの開発、事業化などにも取り組んでいくという。
STEM教育に関して、ソニー・グローバルエデュケーションは、基礎的な思考力育成に役立つ全年代向けの教育サービス「世界算数」を世界的に定期開催しているほか、Think(思考力)、Make(創造力)、Feel(探究力)の3つのプログラムで構成される新たな教育カリキュラム「STEM101」の策定などを行っている。
学研ホールディングスは、アジアを中心に拠点を設け、「算数教室」「サイエンススクール」といった教室事業を展開している。