英国初のファッションブランド「ALLSAINTS」が日本初出店
2015年11月20日 10:45
日本初オープンした「ALLSAINTS」 英国初のファッションブランド「ALLSAINTS」(オールセインツ)が11月18日、大阪・大丸心斎橋店1階に日本初出店した。年内、12月30日までの期間限定のポップアップショップだが、来春からの日本本格展開を見据えたトライアルの意味合いもある。
日本市場での多店舗展開の足掛かりに
「ALLSAINTS」(オールセインツ)は、英国・イーストロンドンで1994年に創業した、モノトーン調をベースにしたファッションブランドだ。レザー素材の加工、およびアイテムを得意にしており、今回のポップアップショップでも、レザー関連アイテムを中心にラインナップした。ターゲット層は30-40代のファッションに関心のある層。グローバルでは、男女比率が5対5と、とてもバランスが良い。
アジアの責任者、SEAN RAH(ショーン ラー)MANAGING DIRECTOR(マネージング・ディレクター)は、「日本は、アジアでは一番、大事なマーケットなので、過去約2年間、準備をしてきた。韓国と台湾に店舗を出し、アジアのサイズなどを検証して、日本市場進出への足固めを進めてきた」と語る。
大丸心斎橋店で展開する店舗は売り場面積が約24平方メートル。本国では200坪(660平方メートル)規模の大きなショップを展開するが、日本では流通・売り場環境の制約もあり、限定的な展開でのスタートだ。品揃えも、シグネチャーアイテムのレザー商材を中心に、ジャケット関連、バッグ類を主体に展開する。グローバルの展開と比べると、「品揃えは10%未満」(ALLSAINTS JAPAN、山﨑元・ゼネラルマネージャー)だという。
充実したレザーアイテム
主力のレザーアイテム 主力のレザーアイテムが充実している点が特長だ。秋冬シーズンへ向けて、アウターのレザージャケットを重点的に品揃えしている。上代は6万6,400-8万台と手に取りやすい価格設定だ。冬本番の12月には、シープスキンのジャケット(16-17万円)も登場するという。
もう1つの強化アイテムがバッグ類。ハンドバッグの「ザ・キャピタル コレクション」が強化ラインである。「マイケル・コース」など著名ブランドのバッグを手掛けるSIMONE(シモン)社が手掛けており、シンプルだが機能的な点が特徴だ。価格も3-6万円と買いやすい設定である。グローバルではアイテムはフルライン展開する。レディスでは、比率はレザー・アウター・ニット・ドレス類がそれぞれ20%とバランスが良い。
アジアの責任者、ショーン ラー・マネージング・ディレクター ショーン ラー・マネージング・ディレクターは、「今回の出店を足掛かりに、日本では今後、積極的に出店していきたい」と語る。グローバル企画の200坪規模の店舗は難しいため、コーナー展開やバッグのみの展開も視野に入れている。