緊迫感持ちテロ対策をと指示受けた 菅長官
2015年11月16日 20:30
菅義偉官房長官は16日の記者会見でフランス・パリでのテロ事件を受け「安倍晋三総理から、一層の緊迫感を持ってテロ対策にあたるよう指示があった」と語った。
菅官房長官は「政府として、官邸に情報連絡室を設け、警察はじめ関係機関に対し、国内でのテロ情報の収集や水際対策の徹底、フランス大使館をはじめとする重要施設や大規模集客施設への警戒強化を図っている」とした。
菅官房長官は「引き続き、国内全般にテロの未然防止のために全力をあげて取り組む」考えを示した。
特に菅官房長官は「来年の伊勢志摩サミット、2019年のラグビーの国際大会、2020年のオリンピック・パラリンピック開催に向け、今回のパリのテロ事件をきっかけに、さらにテロ対策を強化していきたい」とした。菅官房長官は「情報収集と分析の強化、水際対策、重要施設の警戒警備強化、さらにテロ対処訓練、資機材の整備も必要になるだろう」と必要な対処を怠りなく進めていく考えを語った。(編集担当:森高龍二)