富士通ら、J1リーグ公式戦でスマホ向け来場者参加型サービスの実証実験

2015年11月13日 15:41

 富士通、富士通研究所、ニフティは13日、スマートフォンを通じて試合内容に応じた情報配信や観客参加型イベントなどの来場者参加型の競技場サービスを実現するシステムを構築したと発表した。22日に川崎市営等々力陸上競技場で行われる川崎フロンターレ対ベガルタ仙台戦で来場者の協力のもと実証実験を行うという。

 3社によると、今回は来場者参加型のゲーム(フロンターレGP)を通じて、サービスの実証実験を行なう。参加者は、試合当日の入場前までにスマートフォンに専用のAndroidアプリをインストールしたうえで、Bluetooth設定をオンにし、アプリケーションを一度起動した状態で競技場に入場すると、来場者として認識される。イベント時刻になると、競技場内で実験用のサービスが自動的に利用可能になり、オーロラビジョンと連動したゲームに参加できるという。

 今後は、川崎フロンターレからのお知らせ、他会場の試合経過情報、実証終了後のアンケートなども提供する予定。

 富士通と富士通研究所は、今回の実験結果をもとにスマホアプリで複数のサービス機能を自動的に提供する、新しいユーザーエクスペリエンス体験型サービスの実用化を検討していくという。

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